防犯グッズ

防犯対策の方法や便利なグッズについて紹介していきます。

空き巣の侵入経路の第一位が窓からの侵入になっています。
特別な道具を持っていなくても窓が割れさえすればだれでも簡単に侵入することができるからです。

特にただのクレセント錠だけが窓についている場合はガラスを割られた場合簡単に開けることができますので空き巣対策をしておく必要があります。

対策として有効なのは鍵付きのクレセント錠やサッシ用の補助錠などです。ガラスが割られても窓を開けられることはありません。さらに、振動があった場合に反応するアラームをつけておくと泥棒がびっくりして逃げていく可能性があります。

また、ガラスを割られたくないというのであればガラスを防犯ガラスに交換しておくのがいいでしょう。
防犯フィルムもありますが、フィルムだと最終的に割られてしまうことがよくあります。

玄関も空き巣に狙われることが多いです。建物の構造によっては玄関のほうが狙われやすいこともあります。
乱暴な泥棒ならバールやドライバーのような工具を使ってドアをこじ開けて侵入してきます。

このようなこじ開け対策にはドアガードプレートが有効です。その他防犯サムターンをつけたり、シリンダー自体を性能のいいものに交換するのもいいでしょう。

被害にあったら・・・

空き巣の被害にあってしまったら・・・。
最悪のケースですが、もしそんなことがあった場合には冷静に対処することが大切です。一番にすることは警察を呼ぶことです。
それから、一番大事なものを確認しましょう。お金や身分証などを確認して下さい。
空き巣に狙われやすいのは鍵や現金、通帳や印鑑、カードや身分証、重要書類や貴金属、パソコンなどの家電やブランド品、それからゲーム機や女性の衣類などが盗まれることもあります。

しかし、この時に必要以上に部屋を荒らさないようにして下さい。ものの位置を極力動かさないようにしましょう。犯人の手がかりが亡くなってしまう可能性があります。
とりあえずまず鍵と現金、通帳と印鑑、カードと身分証だけを確認して下さい。
置き場所が決まっていると思うのでそれだけを見て下さい。

また、侵入口についても確認して下さい。
窓のガラスが割れていないか、玄関をこじ開けられたような跡がないかどうか見てください。ピッキングの形跡などが残っている可能性もあります。
ガラスが割られていたり、玄関が壊れていたらそれらを修理する必要があります。
修理の手配などをしなくてはなりません。

それから、銀行やクレジットカードを停止します。これをすぐに行わないと勝手に預金を引き下ろされたり、カードを悪用される心配があります。
警察が来てからだとこれらの作業ができなくなってしまいますのでまずカードの停止のための連絡をしておきましょう。
しかし、帰宅した時に明らかに玄関がこじ開けられていた形跡があったり、窓ガラスが割られているのに気づいたらその場合には家に入らずにまず警察に通報します。なぜなら家の中に犯人がまだ残っている可能性があるからです。

 

空き巣の特徴

空き巣の特徴について正しいイメージを持ち、きちんと警戒できるようにしましょう。

空き巣というのは目立つのを嫌います。
つまり、いかにも空き巣に見えないような格好をするのです。
時にはセールスマンの格好をしたり、解錠工具を持っていても怪しまれないような作業着姿であったりする可能性もあります。
また、地域住民に紛れるような私服を着ている可能性もあります。
その時作業する場所や内容によって服装を変えてくるということもあるでしょう。
私達が考えている以上に空き巣は頭がいいのです。

空き巣がよく活動するのは午前中です。
人の少ない深夜から明け方にかけて犯行に及びます。
その次に多い時間帯が夕方18時ごろです。外出して不在になっていることが多いですし、周囲も暗くなって人目を忍ぶことができます。夕飯の支度などでバタバタしている可能性もあります。

そして空き巣は犯行に極力時間をかけないようにします。
解錠にはだいたい3~5分位の時間しかかけません。それ以上時間がかかるようだったら途中で諦めます。
ディスクシリンダーなどの古い鍵ならば実際1分もあれば開けることができるのです。
ちょっとの外出なら鍵をかけておかなくても大丈夫だと思っている人がいるかもしれませんが、実際には1分でもあれば泥棒は侵入することができるのです。この隙に狙われる可能性があります。ですからちょっとの外出でも鍵をかけずに出かけるのはとても危険です。

ピッキング以外

空き巣の侵入方法というとピッキングが有名ですが、実はそれ以外にも様々な侵入手口があります。

まず、サムターン回しという方法があります。
サムターンとは玄関ドアの内側についている鍵を開けたり閉めたりするためのツマミのことです。鍵を持っていなくても錠を操作するためのものになります。
鍵を使わなくても開けられるということは鍵を持っていない人が開けてしまう可能性があるということです。
もしドアにちょっとした隙間があったり、ドアスコープや郵便受けがついていたりしたらそこからなんらかの器具を差し込んでサムターンを回してしまう可能性があります。
また、ドアを焼き切ったり、ガラスがはまっていたらそれを割ってサムターンを回すこともあります。

バンピングという手法もあります。
バンプキーと呼ばれるキーを持っていれば同じ型番のピンシリンダーならいくらでも開けることができます。
例えば集合住宅で全部のドアの鍵が同じタイプのピンシリンダーだったらバンプキーをひとつ持っていくだけでそこの住宅をすべて開けられることになります。
ピッキングに強いディンプルキーでもバンピング対策をしていないものなら開けられてしまうことがあるのです。

合鍵を使って開けられることもあります。
夫婦共働きの家庭で合鍵を家の外においていたりするとその合鍵を悪用される可能性があります。空き巣は合鍵をどこかに隠していないかチェックしているからです。